@article{oai:rakuno.repo.nii.ac.jp:00001764, author = {鈴木, 透 and 山根, 正伸 and 姜, 兆文 and 山田, 雄作}, issue = {11}, journal = {神奈川県自然環境保全センター報告}, month = {Mar}, note = {Article, 水源林整備事業は、工事や森林管理による森林構造の変化などによりニホンジカ(Cervus nippon)の行動に影響を及ぼしていると考えられる。森林生態系を効果的に管理していくためには、シカ、森林構造と水源林整備事業などで行われる対策との関係を考慮しながら、シカと森林を一体的に管理していく必要がある。そこで本稿では、寄水源林において2008年度から2012年度にかけてGPSテレメトリー法で追跡した8頭のシカの情報を用いて、水源林整備事業によるシカへの影響を評価することを目的とした。水源林整備事業の影響は工事や森林管理などに伴う事業中の影響(直接的影響)と森林管理による森林構造の変化の事業後の影響(間接的影響)に分けて評価した。その結果、事業中では複数の個体で整備地を利用することを避けていたが、整備により大きく移動する傾向は見られなかった。一方、間伐や主伐、下刈りなどの森林管理が行われ、森林構造が変化したと考えられる地域では事業後にシカが特に好んで利用する傾向は見られなかった。以上の結果から、寄水源林では、事業を行っている整備地では、人が出入りすることによる人為的影響がシカの行動に影響を与えていることが示唆された。また、今回の結果では事業後の森林構造の変化によるシカの行動への影響は見られなかったが、間伐などの森林管理は将来的にシカにとり好適なエサ環境を提供すると考えられるため、事業後の森林にはシカへ積極的な捕獲圧をかけることでシカの集中化を防ぐ必要があると思われた。}, pages = {61--66}, title = {水源林整備事業がシカの行動へ与える影響}, year = {2013} }