@misc{oai:rakuno.repo.nii.ac.jp:00003774, author = {石田, 光}, month = {2017-09-19}, note = {Thesis, 本研究では復元の観点から遺伝的多様性に関する基礎的知見を得るため,北海道に分布するゼンテイカの葉緑体ゲノム trn H-psb A領域および trn L(UAA) intron 領域に注目し北海道の14地点230個体の塩基配列をダイレクトシークエンス法で決定し,遺伝的多様性を調べた. その結果, trn H-psb A 領域では624塩基を決定できたが,多型は検出されなかった. trn L(UAA) intron 領域の塩基配列を決定した結果, 591塩基を決定できた. 5箇所の1塩基の挿入と1箇所の1塩基置換の多型から, 8つのハプロタイプ(A~H)の存在が検出された. 乙部町ではA:C:D:E:Fが3:1:3:1:1, 浜中町ではA:B:Dが25:2:1となった. 紋別市ではA:Dが14:1となった.函館市ではA:Hが19:1となった. 豊頃町ではA:Gが23:1となった.新冠町ではA:Hが11:1となった. 積丹町, 共和町, 豊富町,雨竜町, 上川町浮島湿原, 黒岳, 旭岳, 高原温泉ではすべてハプロタイプAであった. ハプロタイプAはいずれの採取地でも確認できたが, ハプロタイプBは浜中町でしか確認できなかった.また, ハプロタイプDは浜中町と乙部町で, ハプロタイプHは函館市と新冠町で確認できた. 一方, ハプロタイプC, E, Fは乙部町, ハプロタイプGは豊頃町でしか確認できず, 地域間で出現するハプロタイプやその出現割合に差が生じた. 本実験で明らかにし8つのハプロタイプを近隣結合法により分子系統樹を作成した. その結果, クレードI (E, F)とクレードII (A, B, C, D, G, H) に分けられた. また, ハプロタイプ多様度と塩基多様度を算出した結果, どちらもハプロタイプが多く検出された乙部町が最も高かった.}, title = {北海道におけるゼンテイカの葉緑体ゲノムの遺伝的多様性}, year = {} }