@article{oai:rakuno.repo.nii.ac.jp:00005168, author = {谷脇, 徹 and 永田, 幸志 and 西口, 孝雄 and 田村, 淳 and 鈴木, 透 and 山根, 正伸}, issue = {14}, journal = {神奈川県自然環境保全センター報告}, month = {Nov}, note = {Article, 丹沢ブナ林におけるブナハバチ対策(谷脇ら2016)と林冠ギャップ(以下、ギャップ)の閉鎖技術(田村ら2012、2016)が明らかとなってきたことから、これらを組み合わせたブナ林再生事業の実施方法を検討した。再生優先地マップ(鈴木ら2016)において、大室山ではブナハバチ対策、檜洞丸ではブナハバチ対策とギャップへの対策、蛭ヶ岳~丹沢山では巨大なギャップへの対策が必要であることが分かった。ブナハバチ対策として「重点対策地区」では平常発生時の予防的防除と大発生時の緊急防除、「要注意地区」では大発生時の緊急防除を行うこととした。ギャップへの対策では柵を用いて、小ギャップの「ブナ更新促進」ではブナ等高木の天然更新による速やかなギャップ閉鎖、大ギャップの「高木再生」では低木林の形成と林縁からの高木再生により徐々にギャップ閉鎖を目指し、あわせて柵外でも後継樹の確保・育成に向けたシカ捕獲の継続・強化が望まれた。檜洞丸ではどちらの対策が欠けてもブナ林の再生が難しくなるため、とくに重点的な対策が必要な地域と考える。}, pages = {81--88}, title = {丹沢山地の再生優先地マップに基づいた統合的なブナ林再生事業}, year = {2016} }