@article{oai:rakuno.repo.nii.ac.jp:00007232, author = {須賀, 朋子}, issue = {2}, journal = {日本セーフティプロモーション学会誌}, month = {Oct}, note = {Article, 2020年6月の性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議決定に基づき、文部科学省が有識者の意見を踏まえて、「生命の安全教育」のパワーポイントを、【幼児期用】、【小学校低・中学年用】、【小学校高学年用】、【中学生用】、【高校生用】、【高校卒業直前、大学、一般用】の6種類を作成してホームページ上に公開した。特別な支援を必要とする児童生徒には、小・中学校向けの教材を活用しつつ、児童生徒の障害の状態や特性、および発達の状態等に応じた個別指導を実施するように記されている。そこで本研究では、特別支援のなかでも、知的・発達に障害をもつ中学生に「生命の安全教育」を実施することの重要性を取り上げた。米国では、知的・発達障害をもつ生徒が、性犯罪・性暴力に巻き込まれる確率が高い理由は、性教育を受けていないことが原因になっていることを報告している。また、英国では、知的・発達障害者が、性暴力の加害者になり、矯正施設退所後に再犯を繰り返すことが多いため、性暴力プログラムを開発している。このプログラムを日本で試行する必要性の指摘もある。日本でも知的・発達障害をもつ人が、性犯罪・性暴力の被害者や加害者になることが多い点を指摘した研究はみられるが、予防をするためのプログラムや教材まではみられない。これらのことを踏まえ、新しく開発された文部科学省の「生命の安全教育」を、義務教育の中学卒業前までに、知的・発達障害がある生徒に実施することは重要である。}, pages = {10--15}, title = {生命の安全教育の大切さ : 知的・発達障害をもつ中学生に焦点をあてて}, volume = {14}, year = {2021} }